JR東海が27年の開業を目指すリニア中央新幹線の中間駅設置を巡り、県と相模原市がJR・京王橋本駅(同市緑区)南口に隣接する県立相原高校の敷地を有力候補地として調整を進めていることが分かった。
橋本駅がリニアの発着駅になることよりも、何が一番の驚きかって、
現存する県立高校をリニアの駅として用地買収しようとしていること。
神奈川県立相原高校とは、創立87年の歴史を誇る、県下でも有数の歴史ある高校で2011年現在、707名もの生徒数が在籍している。
同高は全面移転を余儀なくされた場合、移転先として今のところ、政府の事業仕分けで廃校が決まった厚生労働省所管の職業能力開発総合大学校のキャンパス跡地が有力視されている。
職業能力開発総合大学は、橋本駅から西に約3キロの住宅地にあり徒歩で歩くには30分ぐらいもかかってしまう場所。
リニアの実現は、思わぬところに影響がでてしまう可能性が出てきた。
橋本駅から山梨の現・リニア実験線へのルートは比較的予想しやすいが、
品川駅と橋本駅を繋ぐルートもどのようになるのかも興味深い。
どれだけのリニアの利用価値があるかは乗車運賃に関わってくるんやろけど、
橋本駅がリニアの駅として決まれば、地価それなりに高騰するんやろなぁ。
下手したら、横浜に住みながら名古屋に通勤することも実現可能なのではないだろうか。
橋本駅の周辺と言えば、八王子バイパスと国道16号、国道129号、国道413号、そして多摩市方面へ向かう町田街道が交差し合い、休日には渋滞ポイントとなる橋本五差路~元橋本交差点付近。
これ以上、道路整備するのも難しそうだけど、何か工夫が必要かもですね。
JR東海は東京-名古屋間の着工を14年度に予定している。
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