宮城県は31日、大手外食チェーン「すかいらーく」(本社・東京都)が東北地方4県で運営する「ガスト」など系列11店舗で食事した男女14人が、赤痢菌で食中毒を起こしたとして、食材を店舗に納入している同社仙台工場(宮城県大衡村)を31日から3日間の営業停止処分としたほか、山形県は、県内の4店舗を営業停止処分とした。
また、すかいらーくについても、客が共通して食べたとみられる漬物が原因の可能性が高いとしており、同じ工場から食材の供給を受けている東北6県などにある系列店計120店舗の営業自粛を発表した。
同県によると、食中毒症状を訴えたのは、8月18~20日に青森、宮城、山形、福島4県の「ガスト」と「おはしカフェガスト」の計11店舗で食事をした2~60歳の男女14人。内訳は青森2人、宮城2人、山形5人、福島5人。いずれも下痢や発熱を訴え、全員から赤痢菌を検出した。8人が入院したが、全員快方に向かっているという。
東北6県にガスト系列の店舗が120も存在していることにも驚き。
営業を自粛したのは▽青森県11店▽岩手県10店▽宮城県18店▽秋田県17店▽山形県13店▽福島県22店▽栃木県6店▽北海道23店。