呉(ウー)さんは車掌になってまだ1年半の新米。早番の日は朝3時半に起床し、遅番の日は夜11時に退勤する。「乗車券をまだお求めでないお客様はこちらへお願いします」「ドア付近には立たないでください」―きびきびと働きながら笑顔を絶やさない彼女は、乗客からの評判も良い。
「車掌の仕事って特にきついわけでもないし、はた目に見れば単調よね。でも、本当はおもしろい仕事なの」と、呉さんは話す。車内での人間観察や乗客との会話に楽しみを見い出しているとか。ただ、時には酔った乗客に絡まれて泣いたこともあるという。
ダンスやカラオケが趣味だが、今はプライベートを楽しむ余裕はない。“市内で最も美しい”との冠言葉がついているが、呉さんは実際、目の覚めるような美少女というわけでもないし、化粧気もなく素朴な印象だ。ただ、落ち着いて凛としたたたずまいや、シンプルな生活に満足している健康的な心が人々にさわやかなイメージを与えるのだろう、彼女と接すると気分がよいだろうなと思わせる、そんな美少女である。
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