2011年5月12日に自宅マンションで首を吊って死亡した上原美優さんの事件が、同月の自殺者急増に影響を与えたと内閣府の自殺対策会議にて報告されている。
朝日新聞社の報道によると、減少傾向にあった月別自殺者数が5月になって前年比19.7%増と急増したため、当時の担当大臣だった蓮舫氏が東日本大震災との関連を含めて内閣府に分析を指示。
その結果、今年初めからの自殺者数は1日平均82人。
これが、タレントの上原美優さんの自殺が報じられた翌日の5月13日から1週間は1日平均124人に増えたことが判明。増加分の半数以上を20~30代占め、女性の伸び率が高かったとのこと。
でも、この数字を見て分からないのが、
上原美優さんを支持していたファン層が20~30代の女性であったのかという点。
それとも、同年代の女性が自殺を選択したことで、精神的に欝な人の背中を押してしまったのだろうか。
一方で、3月11日に発生した東日本大震災。
幸運にも生き延びた人の中から、「生きていても仕方ない」「自分だけ助かって後悔している」など、自殺願望を話す人が5月頃から目立ち始めているのも事実。
今回の自殺者の急増は、昨今の不況や就職難だけでなく、震災の影響がタレントの自殺、そしてその報道の影響力。
これらを含めて、さまざまな原因が考えられるが、年間に3万人を超える人達が、自らの手で命を絶っている現在の日本。
健全に生活しているつもりでも、息苦しさは感じますね。
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