死傷者数が200人以上と報じられている中国高速鉄道の追突事故。
追突側は前方4車両が高架から落下、被追突側の車両だって原型をとどめない程の衝撃を受けている。
事故当時の乗車率は明らかにされていないが、脱線・落下した6つの車両は満員時には600人乗れる。600-211(負傷者数)ー35(死亡者数)=354人。この354人はどこに消えたのか?
通常速度で追突したとも報じられている列車事故で、死者が35人にとどまっているわけがないことを想像することは難しいことではない。
それなのに、死者が35人と報じられ、高架橋から落下した先頭車両が24日午前、重機で粉々に砕かれ、土中に埋められた。事故車両という物的証拠の隠ぺい行為に非難が集まっていたが、実はそれだけでなく、真実の死亡者数も闇に消されたのではないかと大きな疑問が残る。
実は、この事故は、事実とは裏腹に事故が起きた当初から死亡人数は35人以下と決まっていた。なぜならば「死者36人以上の事故が起きた場合、市の共産党委員会の書記が更迭されることになっている。」からだ。
今回の高速鉄道は35人死亡。
河南省平頂山の炭鉱事故も35人死亡。
重慶市の暴雨による死者も35人。
雲南省の暴雨被害も死者35人。
先頭車両を埋めた行為は、事故の証拠隠滅目的よりも、死者が35人を超えたから埋めたという見方が強まっている。
車両そのものを埋めてしまえば、“死者”ではなく“行方不明者”と数えられるとでも思ったのだろうか。中国は恐ろしく人命の軽い国だ。
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